2010年3月26日金曜日

あし【足/脚】の意味

(1)動物の胴に付属していて、歩行や体を支えるのに用いる部分。特に足首から先の部分をさすこともある。
「―を組んで椅子に座る」「―に合わない靴」
補足説明哺乳動物には「肢」、昆虫には「脚」を多く用い、ヒトの場合は足首からつま先までを「足」、足首から骨盤までを「脚」と書き分けることもある

(2)形態が(1)のようなもの。
(ア)物の下方にあってそれを支えている部分。
「机の―」

(イ)本体から分かれて出ている部分。
「かんざしの―」「旗の―を見て/盛衰記 35」

(ウ)漢字の構成部分の名称。「想」「然」などの漢字の下部にある「心」「」など。脚(きやく)。〔多く「脚」と書く〕(エ)船や櫓(ろ)の水中に入る部分。

(オ)〔数〕 垂線が直線または平面と交わる点。
「垂線の―」


(3)(ア)歩くこと。行ったり来たりすること。
「―を止める」「―を伸ばす」
(イ)歩行の速さ?能力。
「君の―なら五分で行ける」「―が強い」

(ウ)交通の手段。
「―の便が悪い」

(エ)物事の動きや推移を、動物の足の動きや歩みに見立てていう。
「雨―」「日―」


(4)銭。おあし。《足》〔中国、晋の魚褒の「銭神論」に「翼なくして飛び、足なくして走る」とあることからという〕

(5)(餅などの)ねばり。腰。

(6)「足金物」に同じ。一の足?二の足がある。
――が奪われる
交通機関が麻痺(まひ)状態になり、通勤?通学などができないようになる。
――が重?い

(1)足がだるい。

(2)出かけたりする気がすすまない。
――が地に付かない

(1)うれしくて、興奮して落ち着かないさまをいう。

(2)考えや行動がしっかりしていない。
――が付?く

(1)犯人の身元や逃げた足どりがわかる。また、犯行が露見する。

(2)情夫ができる。ひもが付く。
「げい子にや又しても―?く/滑稽本?膝栗毛 8」
――が出る

(1)予算を超えた支出になる。
「出張すると、いつも―出る」

(2)隠しごとが現れる。足が付く。
――が遠の?く
訪ねることが間遠になる。
――が早?い

(1)歩いたり走ったりするのが速い。

(2)食物が腐りやすい。
「ゆで卵は―?い」

(3)売れ行きが早い。
――が棒にな?る
長い間歩いたり、立ち続けたりして、足の筋肉がこわばる。非常に足が疲れる。
――が乱?れる

(1)足並みが乱れる。
「反対運動の―?れる」

(2)事故などで交通機関が乱れる。
――が向?く
知らず知らずその方へ行く。
――に任(まか)?せる

(1)これというあてもなく、気の向いた方へ歩いて行く。

(2)足の力の続くかぎり歩く。
――を洗?う
悪事やよくない仕事をやめて正業につく。堅気になる。また、単に現在の職業をやめる意でも使う。
――を重ねて立ち、目を側(そばだ)てて視(み)る
〔史記(汲黯伝)〕左右の足をぴったりとつけ、うつむいて横目で見る。非常に恐れているさま、おずおずするさまにいう。
――をすく?う
相手のすきをついて、卑劣なやり方で失敗させる。
「部下に―?われた」
――を空(そら)
足が地につかないほどあわてふためくさま。
「ことごとしくののしりて―にまどふが/徒然 19」
――を出?す

(1)予算を超えて支出する。

(2)相場などで損をして、委託保証金?証拠金などを支払いにあてても払いきれなくなる。また、損をする。
――を使?う
活発に動き回る。
「―?って書いた記事」
――を取られる

(1)足もとをすくわれる。

(2)酒に酔って歩けなくなる。
――を抜?く
関係を絶つ。仲間からはずれる。
――を伸ば?す

(1)楽な姿勢をとってくつろぐ。

(2)ある地点に着いたあと、さらにそこから遠くへ行く。
――を運?ぶ
出向いて行く。
「陳情のため何度も―?ぶ」
――を引っ張?る
仲間の成功?勝利?前進などのじゃまをする。また、結果としてじゃまになる行動をする。
――を踏み入?れる
入り込む。特に、それまで関係のなかった方面に、関係するようになる。足を入れる。
――を棒にする
足が疲れて感覚がなくなるほど歩き回る。奔走する。足を擂(す)り粉木にする。
「―して探す」
――を向?ける

(1)ある方向へ向かう。

(2)(「足を向けて寝られない」の形で)人に対する恐れ多い気持ちや感謝の気持ちを表す。





◆アクセント:あし 2

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